教え子たち…

まだ、血気盛んで目で殺していた時代…(かなり、語弊が生じそうではあるが…)のお話。
あれは2年目だっただろうか。私(当時24歳)は初任で持った5年生を持ち上げられずに、4年生の担任をしていた。
男子21人,女子15人の36人クラス元気が有り余るほどのクラス。パワー溢れる36人に対抗するべく、日々目で殺しつつ、大きな声を張り上げていた日々だった。
そんな、荒れていたいた担任であったが、子どもたちは明るく、時には笑顔で、時には泣きながらもついてきてくれた。
とにかく、たくさん怒ったりもしたけれど、4年生ながらに冬の音楽発表会で教科書にはない30ページに渡るフルスコアの楽曲の合奏をやってのけるほどの力も持っていた。
3月の別れの時には、子どもたちが泣きじゃくる様子を見て、思わず私も泣いてしまったほど思い入れのあるクラスだ。
そういえば、彼らがちょうど10歳だったということもあり、小学校でよく行われる「2分の1成人式」のような形で、20歳の自分へ手紙を書かせDVDを作ったのもこの学年だった。

当時、自分がすごく気に入っていたCMに影響されて作ったものだ。
ちなみに、そのCMはこちら↓

「大人になったジブンへ」と題して作文を書かせたことを思い出す。
明日は小学校の卒業式。現場を離れるとその感覚も乏しくなる気がする。

あれから5年。当時の4年生たちは…
今年、中学校を晴れて卒業し、4月からそれぞれの道へ進むそうです。
最近、その当時の教え子から「先生〜高校決まったよ。」というメールをいくつももらう。
担任を離れても、なお、こうやって連絡をくれる子どもたち。
子どもたちが15歳で、私が29歳。
20歳まで、あと5年。
教え子とお酒が飲める日が来るといいな〜とふと思う今日この頃です。
その時のことを笑って話すってどんな感じだろう…