“笑顔”で行こう!!

今日から平成23年度が始まった。私もM1からM2へと進級した(?)ことになる。あと1年しっかりと学びたいと思う。

昨日、布団の中で今年1年のキーワードを考えていた。昨年度は残り数週間を前に未曾有の大震災が日本列島をおそった。
この震災によって、改めて「普通のありがたさ」を実感させられた。何もかもが「あたりまえ」ではないのだ。この一瞬一瞬が「ありがたい」ことなのである。

こんなことを日々考える時間が続いた年度末。しかし、下ばかり向いているわけにもいかない。
そんな時に私の心にひとすじの光明にも似たものを見つけた。
それは私が大好きな漫画家の一人、井上雄彦さんの「Smile」というTwitpicである。
アドレスはこれ↓
http://twitpic.com/photos/inouetake
このTwitpicには井上さん直筆の様々な人の「Smile」が日々アップされている。
その中でも私が好きなのがバスケットボールのユニフォームに身を包んだ子どもたちのイラストである。ユニフォームには都道府県が一つずつ描かれている。
ちなみに、私の故郷の群馬県はこれ↓

この絵は「Smile」とは言えないかもしれないが、中には本当に安らかで、穏やかな笑顔のイラストもたくさんある。
これらのイラストを見ていると、癒されることもあるし、「頑張ろう!」という前向きな気持ちももらえる。
なぜなんだろう…。それはおそらく、どの画の子どもたちもしっかりとした瞳で前を見つめているからだ。
彼ら(イラストだが…)の瞳の先には、きっと確かな未来が映っているのだろう。だからこそ、その瞳にチカラが宿り、その画に魂が宿るのであろう。
井上さんは、このイラストを絵はがきやTシャツにプリントにしてその売り上げを義援金にするそうである。
自分も協力したい。

そう言えば、このイラストのような瞳をどこかで見ているような…と考えたとき、ふと浮かんだのは子どもたちのことである。その子どもたちは実際に被災した地域の子どもたちで数日前から、学習支援ボランティアとしてかかわらせてもらっている。
そうだ。彼らの瞳だ。彼らは私が想像することができないくらい壮絶な経験を今回の震災で経験した。そんな彼らであるが、学習に来ている間にはそんな表情はみじんも見せないし、むしろまっすぐでひたむきな瞳、前向きな瞳にハッとさせられる瞬間がたくさんある。

彼らを見ていて、私たち大人が今、元気を出して、「Smile」をしていかなければいけないのではないだろうかと思った。大人が元気なら、きっと子どもはそれ以上に元気になるはずであるし、大人が前を向いて笑顔でいれば、子どもたちもきっとそれ以上にそうなるであろう。お師匠様のいう「元気モデル」になりたいと心から思いながら今、子どもたちと接している。

そんな彼らと接して、今年のテーマを決めた。
それは…
「“笑顔”で行こう!!」
である。

実は、このテーマと同じタイトルで1年間学級通信を出していたこともあった。この言葉が好きだった先生に影響されてつけたものだ。
その先生のことを思うと、今でも切なくなる…。
でも、その先生の好きな言葉でもあった「“笑顔”で行こう!!」をもう一度また掲げようと思う。

というわけで長々と書いてしまったが、今日から新年度ということで、
所信表明演説も含めた今日の日記でした。

最後まで、お読み下さった方…もし、いれば長時間に渡り、こんな乱文にお付き合いいただきありがとうございました。m(_ _)m