「毅然」とした指導

最近「毅然」という言葉が気になる。
お師匠様の講座でも出てきたし、お師匠様が紹介していた千葉の渡邉尚久先生の著書にも出てきた。

「毅然と指導する」とはどういうことなのか。大学院に来るまでの自分は、「大きな声で厳しく子どもたちを叱ること」と認識していた。

しかし、自分はとんでもない勘違いをしていた。なぜ、こんな勘違いをしていたのだろう。漢字からくるイメージの問題であろうか…。

広辞苑によると、
毅然…意志が強く、物事に動ぜずしっかりしているさま
とある。

つまり、「毅然とした指導」とは子どもたちの反応や状況によって変えるものでなくて、自分が決めたことを、最後まで徹底して指導し続けることであるのだ。そこに、声の調子その表情などは規定されていないのだ。だから、柔和な表情で「毅然と指導する」ことも可能なのである。

とにかく、子どもたちの揺さぶりに対して決して退かないこと。これが「毅然」な態度である。

ここ最近、自分のとらえる意味が変わった言葉となった。