PとM

先週、最も印象的な学びだったのにずっと怠けて書くことなく今日まで来てしまったから、今日は息抜きも兼ねて書いてみます。


先週印象に残った授業は、ご存じ○ッシー(決して、ネッシーではない…)の授業。


その日の授業はPとMの類型論で語られるリーダーシップについてのお話。
その中でも、学級集団においては教師のリーダーシップとしてPM型(他にもpM型、Pm型、pm型がある)最も望ましいといわれているのはなぜかというところがアンテナにかかった。


何となく、うろ覚えでいたPとMの関係性を分かりやすく、かつ、面白いお話しも交えて話してくれた。


茶目っ気たっぷりな○ッシーのお話だと(あくまで仮説だとおっしゃっていたことだが…)、集団維持機能と呼ばれるM(Maintenance)機能は教師の設定する目標(課題達成)を受容させる役割を持つのではないかということであった。
つまり、教師と児童の情緒的なつながりが強いので教師の出す課題にも児童が素直に取り組むのだそうだ。

これを自分なりに解釈すると、課題達成の機能体的役割を持つ授業とタテ糸やヨコ糸を紡いで集団維持を図る共同体的役割をもつ学級づくりは、やはり切り離して考えてはいけないということなのではないかと考える。

先週のお師匠様の授業でも、少し話題になったが「授業」を教師の人間性という枠で見るべきではないという主張は、P機能的側面から見ればその通りなのかもしれないが、そのP機能が児童に受け入れられ、課題達成に向けて児童が取り組むかどうかはそのP機能と表裏一体にあるM機能がどれだけきちんと機能しているかによる。

だから、お師匠様の言うように機能体と共同体が両立していなければならない。
「機能共同体」なのか、「共同機能体」なのか、ネーミングは不明だが、先週1週間でアンテナに引っかかったことを総合して考えると○ッシーの授業ですっきりとおちた気がした。


さすがは、○ッシー。


ちなみに、この日の○ッシーの語録は、負の相関関係のことを「年齢とお肌の水分量は有意に負の相関関係があるのよ。フフ。」と説明してくれたことだ。