マイスター

昨日は院生室のみなさんとN市のセミナーに参加した。お題目は「ファシリテーター型教師養成セミナー」であった。ファシリテーションはhata-sさんやJ-天才さん(勝手に使って怒られないかな…)が詳しく自分は全くの不勉強であったで知らないことだらけなので、ファシリテーションと協同学習の相性や転用できそうなアイディアをもらいに行くことを第一目的にして行った。
 第1部・第2部と4時間にわたるセミナーは終わるとどっと疲れが出るものであった。リフレクション内容はhata-sさんのブログに書かれているので割愛するが、協同学習とのかかわりについて自分なりに考えたことを以下に記す。

・第1部でパネルディスカッションの登壇者が「ファシリテーション(以後、FT)を授業に取り入れて一番の効果は全員に『情報が可視化される』ということである。」と言っていた。これがFTかどうかはさておき、情報を可視化するのは授業内で拡散や収束を行うときに非常に有効になるであろう。具体的な実践は下へGo!!

・中学校の国語で実践されたマイスター(オイスターのおっ師匠様)は、「奥の細道」で教材文の拡大図を4人組の机の上に置いて、それぞれが持っている情報をその中に書きこませたそうだ。実物も掲示してあったが、特にファシリテーション・グラフィック(以下、FG)の技術が使われているのではなく、生徒たちが調べた難解語句やつぶやき、話し合って出てきた意見などをどんどん書きこんでいく。マイスターは個に戻して話し合いをもとに得た新たな気づきや複数の根拠を入れて作文を書かせることで生徒の評価をしていた。 

その時に話し合いで使われたでっかい教材文は作文をかく時に見てもいいそうだ。この実践はかなり協同学習に近い実践であったし、Y小への提案にも使えそうな手立てがいっぱいあった。

今日、院生室でhata-sさんと「これが教科学習と特活の間を双方向で行ったり来たりできるようになって初めておっ師匠様の言う『クラス会議と協同学習の標準装備』になるんじゃないかな〜」と話していた。なので、FGの形を今年の6年生では取り入れたいと思います。彼らならできると思うし、使いこなす様子をぜひ見てみたい。