人に貢献すること

最近、ようやく自分の個人研究の時間が取れるようになった。
ここ1〜2週間。やれ課題だ〜、やれ広報誌だ〜、やれテストだ〜、と自分のことに気が回らなかった。

ということで、明日のゼミの授業準備をしつつ、以前お師匠様に言われていた「共同体感覚」についての文献をいくつか読んでいる。
お師匠様からはゼミや講義等でたくさんそのお話を聞いていたが、実際に自分でも調べ、自分の言葉で説明できなければならない…とは思っているものの、どこまでできるか分からない。でも、やろう!

それはそうと、かなり人に影響を受けやすい自分は、お師匠様の「共同体感覚」の話を聞いて以降何かにつけて「共同体」が目につくわけで…。若干、病んでいる気がするが…。

今日○ざましTVを見ていると、災害派遣自衛隊が近く自治体の要請を受けて撤収することになったというニュースがやっていた。未曾有の災害が起きてから4か月以上休むことなく、被災された方々のために捜索作業やがれき撤去作業に尽力している様は報道でよく目にしていた。
今回のニュースでは、なかなかニュースでは伝わってこないところが報道されていた。それは、入浴支援の任務に当たっている隊員が積極的に地元の方とコミュニケーションを取る姿であり、炊き出しの支援をしている隊員が、地元の給食センターまで出向き、地元の方の味の好みや、漬け物の塩加減を調べて、それをもとにして調理し地元の方に提供している姿であった。

そんな、自衛隊員に被災地の方は「本当にありがたかった。」を目に涙を浮かべながら話し、子どもたちは「将来は自衛隊に入って、人助けがしたい。」と堂々と語っている様子が見られた。
自衛隊員は「人に感謝されることを実感できたのは、今回の支援が初めてだったので本当に嬉しかった。被災地の方のためにできることはどんどんしたい。」
「被災で任務に当たっていて、逆にこちらが多くの方から支えていただいた。本当にありがたかった。」と支援している側が被災者の方に支えられていたことを明かしてくれた。
その姿を見て、こみ上げてくるものがあり、これが「共同体感覚」なのかなとも思って見ていた。

震災という悲しい出来事がきっかけで「共同体」の意義やあり方について、これほど実感したことはなかったように思う。自分でももちろんできることはしていくつもりだ。
後は、現場に戻ったときに「人とつながるって良いものだな。」と全員が感じられるクラスにしていくことである。そのためにも「共同体感覚」についてもっともっと学ぼうと思った。